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新型うつHEADLINE

新型うつと発達障害

従来のうつの診断基準には下記2つの症状が定義
されています。

   


  ○抑うつ気分

  ○興味や喜びの喪失

上記のうちのいずれかが存在することが、「うつ病」と
いう診断を受けるために必須だったわけです。

 ところが、このイメージとは異なるタイプのうつが出
てきました。まだ明確な定義があるわけではないの
ですが、たとえば、休職中であるにもかかわらず旅
行やスポーツクラブなどに出かけることにはまったく
問題がなかったりする方です。

端的な症状として(外部からそう見える)あげられる
のは

 ●仕事のときだけうつ状態が発生する

 ●休職中も上司や同僚に迷惑をかけているという
  認識はあまりない

 ●自分は「うつ」だと公言しても平気

 ●うつになったのは会社や同僚のせいだと考える


 これらの症状を訴える方が増加してきたため、従
来のケースに該当しない方を総称して「新型(非定型)
うつ」と称しています。典型的なパターンとしては、仕
事上のストレス(弱いもの)をきっかけに「うつ病」とい
う診断を受けるケースです。この場合精神科医など
は、抑うつ気分が(会社に限定されているとはいうも
のの)存在しますから、診断を下さざるを得ないという
ことです。

 ところが、本人はいたって元気。休職中も趣味だ
けは続けたり、旅行に行ったりしていますが、さあ復
帰という問題になればグズグズし、有給休暇を繰り
返すのです。永遠に休みを取り続けることはできま
せんから、いずれは退職することになるのですが、
許されている勤務先の場合は、定年まで休職を繰り
返したりします。ところが、ひどくなると身体が重くな
って動けない状態にもなりますから、対応は難しい
です。

 心理学の専門家ではない人事関係者などには、
対応に苦慮するあまりに自分がうつになったりする
場合もあって、笑っていられないのが現実です。 

 ミュゼでは、新型うつの問題は「認知の問題」と「ス
トレスコーピング」だと考えています。発達障害と併
発していることも多くあります。

改善には時間が必要ですが、多くの方が取り組んで
おられます。